コワーキングニュース150810

富士通がシリコンバレーにスタートアップとの協業拠点を開設、「富士通自身を変えたい」

富士通がシリコンバレーにスタートアップとの協業拠点を開設、「富士通自身を変えたい」

富士通は2015年6月23日(米国時間)、シリコンバレーのスタートアップとの協業施設「Open Innovation Gateway(OIG)」を開設した。米カリフォルニア州サニーベール市にある同社オフィスに、会議室やコワーキングスペースなどからなるスペースを設けた。

OIGは、短いサイクルでの事業化とその検証を繰り返す「リーンスタートアップ」を実践するシリコンバレー企業と協業することを通じて、富士通や同社の顧客のイノベーションを加速することを目的とした施設となる。同社グローバルマーケティング部門長の阪井洋之執行役員常務は、「OIGを通じて富士通自身を変えていく」と意気込みを語る。

富士通は2014年12月に、3Dプリンターやレーザーカッターなどを備えた会員制工房を展開する米TechShopと提携。2015年から米国の学校に、移動型の工房「TechShop Inside!」を派遣するという取り組みを行っている。

TechShop Inside!は3Dプリンターなどを備えたトレーラーであり、中で工作教室を開催できる。OIGはTechShopのような提携先と協業する場であり、富士通アメリカCEOのBob Pryor氏は「顧客ではなくパートナーを増やす場」だと説明した。

日本法人が既存の海外拠点内に協業施設(コワーキングスペースなど)を設けて現地企業との連携(協業)を模索する、という話題です。また、すでに現地企業と提携した取り組みを挙げ、そうしたパートナーを増やしたいとの意向も示しています。

「リーン・スタートアップ(リーンスタートアップ)」とは、ビジネス開発(マネジメント)手法のことです。この手法は、日本の自動車産業における生産方式(いわゆる「トヨタ生産方式」)を再体系化・一般化した「リーン生産方式」に由来しています。
「リーン・スタートアップ」については、別途また改めて取り上げたいと思います。

小田原で取り組むコワーキング事業=コダワラ(コワーキング小田原・コワーキングスペースオダワラ)も、多くの方々と連携して、皆様にとって有用なものでありたいです。

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