小田原ニュース151221

「カーシェアリング」が流行るとスポーツカーが売れる?

「カーシェアリング」が流行るとスポーツカーが売れる?

(前略)

オプションの追加保険300円を加えて、100キロ程度ナイトドライブして4000円ほど。気晴らしのドライブにもちょうどいい。あるいは箱根あたりで試乗会がある時、筆者は小田原まで電車で行き、小田原からカーシェアリングで箱根に向かう。パーク&ライドの逆である。行き帰りが楽な上に、コストも節約できる。

筆者の場合、今のところ月末に送られて来る請求書が3万円を超えたことはない。その高い利便性を考えると、地方在住で一人一台という状況ならいざ知らず、首都圏で近隣にステーションがある場所に住んでいるなら自前のクルマを維持する場合とランニングコストは雲泥の差だ。車検も保険も税金も消耗品も一切いらない。場所によるとは言え、23区内の月極駐車料金だけで3万円くらいが相場だろう。

コストの件もさることながら、カーシェアリングのもう一つの美点は、必要な時だけ必要な種類のクルマを借りられることだ。大勢で出かける時はミニバンを借りればいいし、一人で用事を足すだけなら軽自動車でも十分だ。

もちろんステーションや車両の数が増えているとは言え、現状ではある程度利用者が見込めるエリアが中心となる。前述の例で言えば試乗会場に近いからといって根府川や強羅で借りようと思ってもステーションがない。小田原のようなターミナル駅でないと借りられない。

しかしステーションは今後利用者が増えればどんどん増えていくだろう。そういうエリアは地価が安いから、ステーションを設置するコストも高くはないのだ。カーシェアリングの面白いところは、たとえそのエリアに住民が少なくても、利用者がそこに行けば需要が発生するという点だ。例えば工業団地の最寄り駅などなら、居住者がほとんど居なくても、都内からの出張者が頻繁に利用する可能性があるし、観光地なら山中の駅でもタクシー代わりに利用するユーザーもいるはずなのだ。

要するに安く簡単に、目的に適ったクルマがどこでも借りられる。一言で言えばクルマのオンデマンド化ということになるはずだ。

(後略)

カーシェアリングが進む(流行る)とクルマの道具としての利便性が満たされるため(逆説的に、自分で所有しないと気が済まないクルマが関係なく売れるため)、スポーツカーが売れる(?)ということだそうです。

スポーツカーが売れるかはさておき、近年、小田原(主に駅前)から箱根へ出かけるべく、カーシェアリング需要が高まっていると聞きます。

小田原・南足柄・中井・大井・松田・山北・開成・箱根・真鶴・湯河原、小田原市を中心とする神奈川県西部地域の潜在能力(歴史・文化といった地域性)は計り知れません。
その豊かな地域性がより生かされる場として、コワーキング小田原プロジェクトを進めてまいりたいと思います。

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