コワーキングニュース151216

イスラエル、テルアビブの取り組みからーー都市をスタートアップハブに変えるためになすべきこと

イスラエル、テルアビブの取り組みからーー都市をスタートアップハブに変えるためになすべきこと

テルアビブは瞬く間に世界で大成功しているスタートアップエコシステムの一つとなった。最近、世界で5番目に優秀なスタートアップエコシステムとしてランクインし、アメリカを除くと第1位である。この比較的新しい都市は数え切れないほど多くの成功ビジネスを生み出しており、スタートアップエコシステムとして繁栄している。

(中略)

協力と協働

競争は革新と成功への大きな原動力となる一方で、テルアビブでは競争と相反する要素、つまり協力・協働も同じように機能するのだということに気づいた。そのためテルアビブでは、市が資金を出して起業家が各々のエネルギーやアイデアを利用できるコワーキングスペースを3ヶ所設けることで、市全体が協力したり、協働できる雰囲気を作る努力をしてきた。その結果、エコシステムに変化が見られた。

過去3年間でアクセラレータ、コワーキングスペース、およびイノベーションセンターにおいて138%の成長があったのだ。競争よりも互いの協力を育むことの真価は、話し合ったりアイディアを出し合ったりするだけでない。さらに大切なのは、互いの協力を必要とする起業家の強力なネットワークを作り上げることにある。結局のところ、起業家たちが互いに協力し合うことが、エコシステム全体の早い成長と多くの成功へとつながるのである。

(後略)

エコシステムを築いてイノベーションを根付かせるために行ったことについて、他に、データの活用・動機づけ・多様化が指摘されています。

エコシステムについては、以前まとめて取り上げましたが、自然界の「生態系」が異質な構成要素によって良好な環境を維持させているように、多様な構成員の相互協力および平等な収益の循環が、エコシステムを健全に機能させる条件となるようです。様々な枠や規制を超えて共存共栄していく仕組みであると思います。

小田原で取り組むコワーキング事業=コダワラ(コワーキング小田原・コワーキングスペースオダワラ)も、多くの方々と連携して、皆様にとって有用なものでありたいです。

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