小田原ニュース151115

噴火警戒レベル引き下げ 箱根山にも中国人客“爆買い”パワー

噴火警戒レベル引き下げ 箱根山にも中国人客“爆買い”パワー

噴火警戒レベルが6月に「3(入山規制)」に引き上げられ、大涌谷周辺の立ち入りが規制された神奈川・箱根山。一時大涌谷のゴツゴツとした茶色の斜面のあちこちから蒸気が噴出する映像がテレビで繰り返し流れ、「大噴火直前か」みたいな報道であふれていた。いまは「2(火口周辺規制)」に下がったが、どうなっているのか。

記者が現地を訪れたのは9月上旬の平日。箱根観光の玄関口、箱根湯本駅前の人通りはまばらで、商店街はシャッターを閉めている店もちらほら。写真を撮っていると商店主らのピリピリとした視線を感じた。

(後略)

7月上旬、中国の駐日大使館が訪日旅行について「情報に注意し、安全対策をとってほしい」と呼び掛けました。

近年、ネット上で箱根名物の「黒たまご」が紹介されて広まっており、この夏も、箱根をあまり知らない中国人が来訪するケースが多くあったそうです。

これまで中国人の来日は大規模ツアーが通例でしたが、最近は「自由行」と呼ばれる個人旅行が増えているそうです。旅行慣れしてきて、ツアー会社の決めた定番スケジュールでは満足できず、交通と宿泊の手配だけを依頼して、箱根だけに行くという人がいるとのことです。

結果、個人旅行には監督者がおらず、マナー問題がより顕著となっているようですが、今夏は「来てくれるだけでありがたい」という切実な状況であったという話もあります。

また、以前は小田原経由で観光バスや鉄道、ロープウェイを使って箱根を訪れるパターンが主流でしたが、中国人団体客の増加によって御殿場方面からの新しいルートが開拓されたとも言われています。(中国人団体客は箱根から)富士山を見物した翌日、京都や東京へ向かうスタイルが最も多いとされています。

小田原・南足柄・中井・大井・松田・山北・開成・箱根・真鶴・湯河原、小田原市を中心とする神奈川県西部地域の潜在能力(歴史・文化といった地域性)は計り知れません。
その豊かな地域性がより生かされる場として、コワーキング小田原プロジェクトを進めてまいりたいと思います。

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