錦織圭選手と同窓の元テニスプレーヤーが仕掛けるリトルインディアの新コワーキングスペースへ
日本をはじめ世界各国で拡がりつつある、コワーキングスペース。様々な業種・就業スタイルの人たちが仕事場を共有するというコワーキングは、当地シンガポールでも注目を集めている。単独でオフィスを所有するよりもコストを削減できるという点だけでなく、異なる分野の人たちと情報やアイディアをシェアできる事も大きなメリットして認識され始めている。
この6年間で、セントラルエリアを中心に30を超える新たなコワーキングスペースが誕生しているシンガポール。中でも話題を集めているのが、今年3月21日にリトルインディアにオープンした 「Workhouse」。会議室、ミーティングルーム、屋上テラス、パントリーを含む延床面積約370平方メートル、3階建てのショップハウスを改装した開放感あふれる空間は、まるでギャラリーのようにスタイリッシュだ。
創業者はインド系シンガポール人のクナル・パワ氏。何と元シンガポール代表のプロテニスプレーヤーというから驚きだ。世界ランキング5位の錦織圭選手と同じ、米フロリダ州のIMGアカデミーの出身で、シンガポール代表としてデビスカップ(男子テニス国別対抗戦)に出場経験もある。
プロテニス選手として活動しながら他業種の人々との交流や共同プロジェクトにも興味があったというパワ氏。2年前、NYのWeWork社が運営するコワーキングスペースを訪れた際、ぜひシンガポールで再現したいと「Workhouse」の構想を思いついたという。
(後略)
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東南アジア諸国のコワーキング・スタートアップについて、以前タイの話題を集中的に取り上げましたが、今回はシンガポールのコワーキング・スタートアップの話題(記事)を紹介します。
リトル・インディアは、シンガポール川の東、ロコール運河の北側に位置する、インド系シンガポール人の居住地域です。ヒンドゥー教寺院やインド料理レストラン、スパイスや雑貨、民族衣装などを販売するショップが立ち並び、ルーツたるインドさながらの雰囲気が醸し出されています。
小田原で取り組むコワーキング事業=コダワラ(コワーキング小田原・コワーキングスペースオダワラ)も、多くの方々と連携して、皆様にとって有用なものでありたいです。