コワーキングニュース150708

日本の美大卒業後、母国でEコマース事業立ち上げ - 若きタイ人女性のクリエイティブな働き方

日本の美大卒業後、母国でEコマース事業立ち上げ – 若きタイ人女性のクリエイティブな働き方

タイ語に加え、英語・日本語も自在に操るシリンターさん。日本流のものづくりに憧れ、多摩美術大学でデザインを学んだ彼女の次なる挑戦の地は、母国タイ。Eコマース事業を通して目指すのは、資金がなくても努力した分だけ結果が得られる社会の実現です。

■これまでのキャリアと今の仕事について教えてください

両親がバンコク市で輸入車ディーラーの仕事を営んでおり、タイでは裕福な部類に入る家庭で育ったと思います。しかし両親は、早くから子供を自立させたいという方針だったので、15歳から寮生活を始め、高校はカナダの公立高校に留学しました。もともと絵を描くのが好きだったのと、日本人に親しい友達が多く、日本に対するイメージがとても良かったので、高校卒業後は日本でアートを学んでみようと自然な流れで思い至りました。

まずは都内の専門学校を卒業しましたが、更に深く学びたかったため、多摩美術大学に進学。同級生と一緒に就職活動をし、なんとか無事に都内のデザイン会社から内定を頂きました。タイ語、英語、日本語が話せるので、就職を考えた時に他の国という選択もあったのですが、アーティストとして日本人の「ものづくり」へのこだわりの強さに魅かれ、世界一厳しい国で修行するつもりで日本を選びました。

日本での仕事は、厳しいけれど非常にやりがいもあったのですが、父の容体が急に悪くなってしまい、後ろ髪を引かれる思いでタイに帰国。その後は家業を手伝っていましたが、ゼロからものを作り出すことが好きなので車のディーラーという仕事に魅力を感じることができなかったのと、企業家の家庭で「いつかは自分でビジネスを」と考えていたため、他の選択肢を模索していました。

(後略)

前回に続き、東南アジア諸国のコワーキング・スタートアップに関する話題です。
日本で学び、働いた経験を持つタイ人女性が、母国でスタートアップに取り組んでいます。ビジネスパートナーとコワーキングスペースを活用し、カフェなどでもコワーキングしているとのことです。

小田原で取り組むコワーキング事業=コダワラ(コワーキング小田原・コワーキングスペースオダワラ)も、多くの方々と連携して、皆様にとって有用なものでありたいです。

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