小田原ニュース150724

「なんだかな~」阿藤快が思わずもらすコンビニの不満とは?

「なんだかな~」阿藤快が思わずもらすコンビニの不満とは?

(前略)

――もしコンビニにまつわるエピソードなどがあれば教えてください。

阿藤:厳密に言えばコンビニじゃないんだけど、高知の四万十地方にある店に取材に行ったことがあってね。商品がすごく多いお店で、3000種類くらい商品があって、鋤や鍬から米から薬からいろんなものが置いてあるんだよ。でも、その店を経営していた企業が撤退して閉店することになったんだけど、すごい田舎だから、その店がないと生活するのに困るということで、地域の人たちが出資して存続させたんだよ。株式会社にして自分たちで運営してね。

一軒だけあるんだよ、そういうお店が。高齢者が多いから商品を配達してくれたり、店員とお客さんの関係がすごい良くて。店の中に小さいテーブルとイスがあって、暇なじいちゃんがお茶飲んで帰るっていうね。お互いが必要としているから、接し方が優しいというかね。あれは感動したなぁ。

(後略)

前回に続き「コンビニ×小田原」の話題(記事)です。阿藤快氏は小田原出身で「小田原ふるさと大使」を務めています。

(記事の)終盤で触れられている“四万十地方にある店”とは株式会社大宮産業のことであろうと思います。
平成17年10月に幡多JA主張所の廃止が決定したことを受けて、存続を望む地域住民の想いから「農協事業継承委員会」が設立されました。検討を重ね、会社法改正などの時勢に伴って、株式会社設立の方針が決定しました。住民株主の募集に対し、137戸中108戸(うち12戸は地区外)という多くの賛同を得て株式会社が設立され、住民のライフラインが守られることとなりました。
コワーキングによる社会起業の代表例と言えます。

小田原・南足柄・中井・大井・松田・山北・開成・箱根・真鶴・湯河原、小田原市を中心とする神奈川県西部地域の潜在能力(歴史・文化といった地域性)は計り知れません。
その豊かな地域性がより生かされる場として、コワーキング小田原プロジェクトを進めてまいりたいと思います。

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