コワーキングニュース151012

なぜ今「福岡移住」がこんなに盛り上がるのか

なぜ今「福岡移住」がこんなに盛り上がるのか

(前略)

「シビックプライド」を醸成する環境がある

「たとえば、このオフィスもその一つ。福岡は都市の機能と美しい自然が両立している、ということはよく言われていますが、その価値を活用できている事例はまだ少ない。そこに『余白』があると思いました。

地元に住んでいる人にとっては当たり前かもしれませんが、東京からの移住者には、この環境が宝に見えるのです。地域に隠された資源が、外から入ってくる人間の視点によって発掘される。どんな地域でも同じことが言えると思います」

福岡に住んでみて、そこでビジネスを展開してみて、実際に感じた東京との違いは何だろう。

「福岡は民間と行政の距離が近く、ビジネスの面でも行政が協力的ですね。企業側にもビジネスをしながら地元に貢献する『シビックプライド』を醸成する環境がある。企業が単体で利益を上げて会社がよくなればいい、ということではなく、福岡の経営者は、福岡のためになることは何か、ということを、つねに頭の片隅に置いているように感じます。

また、人と人とのつながりが深く、人を紹介するという文化が根付いている。何か事を起こしたい時に、誰かに『こんなことをやりたい』と伝えると、『じゃあ、こういう人がいるから紹介するよ』という具合です。

移住計画についても知人に構想を話したところ、その人の知人を介して市の企業誘致の中心的な部署につながり、プレゼンテーションさせてもらえたんです。2ステップで行政の中枢につながるなんて、東京では考えられないことです」

福岡市はスタートアップ推進都市であるとされています。先日も、スタートアップ先進3市長によるトークセッション記事から、福岡市長高島氏のコメントを抜粋して取り上げました。「スタートアップの環境作りをしていて、広く耕す、裾野を広げることをしている」とのことでした。

こちらは移住者へのインタビューで構成された記事です。続く記事も紹介します。

参考:「居・職・住」の変革で、地方移住はもっと進む

小田原で取り組むコワーキング事業=コダワラ(コワーキング小田原・コワーキングスペースオダワラ)も、多くの方々と連携して、皆様にとって有用なものでありたいです。

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