コワーキングニュース150330

経済危機下のギリシャで、スタートアップが急増中

経済危機下のギリシャで、スタートアップが急増中

ギリシャでスタートアップ企業が急増している。EUがギリシャのイノヴェイティヴな企業を金融面で支援して、ブームに貢献しているおかげだ。地域経済を立ち直らせることができるだろうか。

「スタートアップの国、ギリシャ」なんて、想像もしていないのではないだろうか。

かの国の財政的な足踏みはよく知られているところで、最近のIMF(国際通貨基金)、ECB(ヨーロッパ中央銀行)、欧州委員会のトロイカによる援助プログラムの延長要請がその事実を裏付けている。しかし一方で、ギリシャの若いイノヴェイティヴな企業は、年を追うにつれてより安定したリズムで成長を続けている。データは、1997年から起業文化を世界に広めている同名のNGOの地域スピンオフ「Endeavor Greece」によるものだ。

2010年に、“女神アテネのお膝元”で設立されたスタートアップはわずか16社だったが、2013年末には144を数えるまでになった。同時期に、投資額も増加した。2010年にギリシャのスタートアップが集めた資金は50万ユーロだったが、2013年には4,200万ユーロとなっている。この国にとっては、記録的な数字だ。

(後略)

ギリシャの経済危機は、2009年10月の政権交代を機に、財政赤字が公表数字よりも大幅に膨らむことを明かしたことに始まり、2010年に欧州委員会(EUの政策執行機関)がギリシャの統計上の不備を指摘したことが報道され、国債の暴落など危機が拡大しました。
そんなギリシャにおいてスタートアップが急増しているとは驚きですが、投資環境によるものであると思われます。EUという枠組みの恩恵もあるでしょうし、いつでもどこでも優秀なスタートアップに適切な投資される可能性は多分にあるとも言えます。

小田原で新設するコワーキング事業も、多くの方々と連携して、皆様にとって有用なものでありたいです。

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