小田原ニュース150602

神奈川県・箱根町港に"箱根本陣"テーマの新商業施設 - 和カフェに庭園も

神奈川県・箱根町港に”箱根本陣”テーマの新商業施設 – 和カフェに庭園も

箱根観光船は12月、箱根町港(神奈川県足柄郡)に「和カフェ」や「お土産処」などの商業施設をオープンする。

同社によると、江戸時代、同地区には旅籠(はたご)などが軒を連ねており、多くの旅人が道中の疲れを癒やし、旅支度を整えていたという。同施設はそうした歴史的背景を有する同地区にふさわしい和風の外観でありながら、現代の洗練された空間と食を提供。箱根観光におけるくつろぎや癒やし、活力やにぎわいを与える施設として誕生するとのこと。

施設全体の統一コンセプトを”箱根本陣”とし、施設内に出店する小田原地区の老舗店舗と協力して宿場の街並みの雰囲気を形成する。四季折々の木々や草花を配置した回遊路を有する庭園も整備していくという。

また、同地区は「箱根新道」や「箱根ターンパイク」からも近く、国道1号線三島方面とを結ぶ道路交通の要所であることから、ターミナル機能として施設内にバス案内所を設置。「わかりやすい箱根、まわりやすい箱根」の推進を図っていくとのこと。

なお、施設の名称は未定となっている。

12月にオープン予定とのことですが、すでに地鎮祭を終えているそうです。

本陣とは、江戸時代の大名や勅使などが宿泊した施設のことです。
大名や旗本、幕府役人、勅使、宮、門跡などの宿泊所として指定された家であり、原則として一般の者を泊めることは許されておらず、営業的な意味での「宿屋の一種」とは異なり、宿役人の問屋や村役人の名主などの居宅が指定されることが多かったそうです。また、本陣に次ぐ格式の宿は脇本陣といいます。

箱根(箱根宿)には、1872年(明治5年)1月に宿駅制度が廃止されるまで、本陣が4、脇本陣が2、ありました。

小田原(小田原宿)は、東海道五十三次(53宿)で最も多く、本陣が4、脇本陣が4、ありました。江戸日本橋から箱根越えを控えた2泊目の宿として、旅籠(≒宿屋)も100近くあったそうです。

小田原・南足柄・中井・大井・松田・山北・開成・箱根・真鶴・湯河原、小田原市を中心とする神奈川県西部地域の潜在能力(歴史・文化といった地域性)は計り知れません。
その豊かな地域性がより生かされる場として、コワーキング小田原プロジェクトを進めてまいりたいと思います。

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