コワーキングニュース151030

バーチャル経営で世界中のソフトエンジニアを遠隔派遣--厳しい審査、3%の狭き門

バーチャル経営で世界中のソフトエンジニアを遠隔派遣–厳しい審査、3%の狭き門

(前略)

厳しい審査による「エリートエンジニア集団」

ただし、誰でもToptalで仕事を見つけられるわけではなく、登録するには厳しい審査過程を経なければならない。第1次面接から第3次面接まであり、まず第1面接で測られるのは語学力やコミュニケーション力、性格だ。英語が流暢であることが条件であり、英語での会話力、読み書き力が試される(登録エンジニアにアジア系が少ないのは、このためかもしれない)。第1次面接の合格率は26%であり、7割以上がここで落とされる。

次に90分にわたるアルゴリズム試験があり、その後のプログラミング試験では、技術力のほか、問題解決能力や創造性がチェックされる。そして最後がテストプロジェクトで、これに合格するのは、応募者のわずか3%ということだ。これはハーバード大学やNavy Sealよりも狭き門であり、社名のToptalはtop talent(トップクラスの才能・人材)が由来である。同社には、有名大学出身者、グーグルなどの有名IT企業元勤務者、大学教授なども登録している。

フリーのエンジニア向け仕事仲介サービスには、Upwork(前eLance-oDesk)など他にもあるが、大半が雇用企業と求職者を引き合わせるだけで、エンジニアの質のチェックや条件交渉、契約には関与しない。そのため、企業側は期待どおりの成果が得られなかったり、エンジニアには支払いがされなかったりと、両者にとって満足の行かないケースも多い。

Toptalでは、厳選した有能なエンジニアだけを集め、クライアント企業の各プロジェクトの要件に合わせて派遣する点が競合他社とは異なる。

(後略)

各地のコワーキングスペースと提携して世界中から希望者を募ってツアーを企画運営するビジネスが勃興しています。その一つである「Hacker Paradise」を「Toptal」はスポンサードしています。(「Toptal」が)フリーのソフトエンジニアに仕事を斡旋していることから、そうしたプログラム(ノマドワーカーのツアー企画)へ参加する際には自社サービス(仕事の斡旋)を利用してもらいたい、との意図が感じられます。ただし、要求されるスキルは高く、シビアな審査が行われているとのことです。

小田原で取り組むコワーキング事業=コダワラ(コワーキング小田原・コワーキングスペースオダワラ)も、多くの方々と連携して、皆様にとって有用なものでありたいです。

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