コワーキングニュース150613

【タイ】「かくめい」たちによる、ひとつの場所にこだわらない暮らし方『ファイナルランド』

【タイ】「かくめい」たちによる、ひとつの場所にこだわらない暮らし方『ファイナルランド』

2015年5月10日、ひとつの場所にこだわらない暮らし方を提案する「かくめい」によるプロジェクト『ファイナルランド』がタイ北部の山岳地帯とタイ南部の島にゲストハウスを展開しているので紹介したい。

『ファイナルランド』は「お好きにどうぞ」をコンセプトに、特定のオフィスでなく喫茶店などのスペースで仕事をするノマドワーカーなど、新しいライフスタイルに向けた宿泊施設やコワーキングスペース、オープンな村などを提供するプロジェクトであり、グループの名称だ。「かくめい」というのはそのメンバーたちを指す。

そのメンバーのひとりで、アジア統括開発責任者を務める小宮克久氏は、タイ北部のチェンマイ県チェンダオ郡の農村でまずゲストハウスを開いた。ノマドワーカーなど、パソコンとネット環境さえあればビジネスを成立させることができる人々にとってもはや国境は意味をなさない。そのため、チェンマイという地方都市からさらに奥深くに入った農村でも、小宮氏がネット環境を整えたので、まったく問題はない。むしろチェンマイ市街よりも空気も水もきれいであり、少数山岳民族とも交流できるような地域なので、のびのびと暮らせる魅力がある。

さらに、海がきれいで有名なタイ南部のパンガン島にもゲストハウスがオープンしている。こちらはチェンダオとは打って変わって、海のエリアだ。南国の空気に包まれているので、自由を楽しむノマドワーカーたちの舞台としては申し分ない。

生き方が多様化した現代にふさわしい、若者たちが新しい世代のために提案する宿泊施設。バンコク都内にもコワーキングスペースを謳う店が増加中で、タイ人の生活も変わりつつある。

これから『ファイナルランド』の「かくめい」たちが、タイと世界のノマドワーキングのイニシアチブを取るのかもしれない。

前回に続きタイの話題です。バンコクにコワーキングスペースが増える中、チェンマイ(チェンダオ)とパンガン島に「世界に広がるオープンな居場所とコミュニティ」を作り、さらに世界中に展開しようという邦人プロジェクトチームがいるという記事です。

小田原で取り組むコワーキング事業=コダワラ(コワーキング小田原・コワーキングスペースオダワラ)も、多くの方々と連携して、皆様にとって有用なものでありたいです。

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