コワーキングニュース150626

オンライン講義のMOOCが大学に取って代わることができない理由

オンライン講義のMOOCが大学に取って代わることができない理由

大学はもう存在していないはずだった。過去10年間、高等教育はシリコンバレーの標的だった。世界的な金融危機以降ずっと、この業界は倒して刷新しなければならないものだったのだ。

しかし何年もの努力の甲斐もなく、2015年になった今でも、単位の取得やコースを履修する方法は何ひとつ変わっていない。

(中略)

学習の意義

モチベーションの問題は、最初から分かっていたはずでもある。図書館や本は、全米のどこでも1世紀以上前から利用することができた。動画講義は本より良い学習手段かもしれないが、オンラインやメールで講義を販売していた企業も長いこと存在していた。高額なものではあったが、教育を求める人はそれを手に入れる手段があったのだ。

開かれたオンライン教育は始まったばかりであるが、これまでの試行錯誤の中で、モチベーションの他にもうひとつ必要不可欠な要素も分かった。それは、学習の意義が見出だせるかということだ。つまり、学生の日々の活動の中で学習活動を最も優先し専念すべき活動であること、あるいはその日の中の思考活動を学習に優先的に充てる理由があるかということだ。

学習の意義とモチベーションは深く関連している。毎日学習を意識的に決断して行うのではなく、必ずデフォルトで学習に時間を費やすということだからだ。さらに学習に集中することで、学習内容や理論の中につながりを見出し、知識をより深く掘り下げることができる。

(後略)

オンライン教育の課題について考察されている記事です。「モチベーション(維持の方法)」と「学習の意義」が考察の柱になっていますが、この観点は、教育そのものを考える上でも、さらに教育以外の(オンライン)ビジネス全般について考える上でも、有用であると感じました。
また、「EdTech(エドテック)」は今後も注目の分野です。「eラーニング」との違いなど、機会があれば別途また取り上げたいと思います。

小田原で取り組むコワーキング事業=コダワラ(コワーキング小田原・コワーキングスペースオダワラ)も、多くの方々と連携して、皆様にとって有用なものでありたいです。

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