ポートランドのまちづくりは、Do It YOURSELVES!
ポートランドは、「欲しいものは自分でつくる」というDIY(Do It Yourself)精神が、あちこちに溶け込んでいる街。
まちづくりにも、その様子をうかがいしることができる。
たとえば、夏シーズンには、地元の非営利団体がオフィスビルの広場を開放し、毎週野外コンサートを開催。
また、ニッチなエリアやテーマに特化したコミュニティラジオも、地元コミュニティによって”DIY”されている。
ポートランドでは、よりよい社会づくりに取り組むソーシャルアントレプレナーや非営利団体が、数多く活躍している。
そこで、2014年夏、地元のソーシャルアントレプレナーや非営利団体をサポートする専門コワーキングスペースが、美しい緑の景色を望む、ダウンタウン南西部のオフィスビルで誕生した。
創設者は、この場所に込めた思いを、次のように語っている。
「ポートランドは、多くの人々がまちづくりに主体的に関与し、様々な解決策を自分たちで考え、実行に移してきた地域。僕は、この土壌を活かして、ポートランドをソーシャルアントレプレナーの中心地にしていきたい。」
ポートランドには、欲しいものは自分でつくり、自分らしい生活を自由に謳歌する風土が根付いているが、不思議なことに、それはけして、利己的なものではない。
住民一人ひとりが当事者として街に属し、自分たちの街をより豊かで楽しいものにすべく、自ら考え、行動し、つくっていく。
そう、ポートランドのまちづくりは、DIY(Do It YOURSELVES. 自分たちでつくろう)!!
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記事中に、街の風土がソーシャル・アントレプレナーを生み、それをサポートするコワーキングスペースがオープンした、という記載がありました。
ローカルインキュベーションオフィス、と言えるでしょうか。
ポートランドは米国オレゴン州の北西部にある都市です。環境にやさしく比較的安全であるとされ、全米で住みたい都市No.1と言われています。実際、毎週400人程が移住してきているそうです。
コワーキングスペースの開設に限らず、どこでどんなことを始めるにしても、その地域性を軽視することはできません。
小田原で新設するコワーキング事業も、多くの方々と連携して、皆様にとって有用なものでありたいです。