全てが変わる「午前9時までメールを見ない」ルール:米国で人気のWiFiホットスポット「Karma」CEOスティーブン・バン・ウェルの仕事術
敏腕クリエイターやビジネスマンに学ぶ仕事術「HOW I WORK」シリーズ第79回。Macアイコンの生みの親であるスーザン・カレ(Susan Kare)さんに続く今回は、「Karma」のCEOであるスティーブン・バン・ウェル(Steven van Wel)氏にインタビュー。
Karmaは、どこにいてもインターネットに接続できる、プリペイド方式のモバイルホットスポット。米国の数あるWiFiホットスポットの中でもとても人気が高く、これまでに数多くのブロガーを助けてきた。
このインタビューでわかったことだが、共同創設者兼CEOであるウェル氏は、自社のデバイスに自信を持っており、スマートフォンを使わずに、iPod touchとKarmaで済ませているそう。そんなウェル氏の気になる仕事術を聞いてきた。
(中略)
── 仕事場はどんな感じ?
オフィスで、デスクに座っているのが好きですね。デスクの上はかなりきれいで、子どもからもらった小さなプレゼントが2つと、あとは最小限のものしか置いていません。コワーキングスペースには8つのデスクしかないので、誰も「自分の」デスクを持っていません。これが楽しくもあり、難しくもあり。私もよく、カウチでくつろいだり、テーブルを使ったり、カフェに行ったりしています。この時代にデスクなんて「必要」ないと思うと、とても楽しい気持ちになりますね。でも、大きい画面で仕事をする方が好みではあります。
── お気に入りの時間節約術は?
午前9時まではメールを見ないこと。これですべてが変わります。数カ月前に、1日を快適にスタートする方法を特集した記事でこれに出会いました。私は、朝5時半から6時に起きているので、9時までは何も考えずに「やりたいこと」だけをできる時間になるのです。メールを見ないようにすることで、生産性が驚くほど高まります。ときどきメールを書くことはありますが、受信箱は決して覗きません。最近は、弊社のカスタマーサポートソフトウェアにログインして、Karma入会時にお客様が受信する「Welcome Email」に対する反応に、返信を書いています。
その他の時間は、とにかくメールには即返信しています。未読メッセージがたまっている状態は嫌いなので、すぐに処理するようにしているのです。1日の間ずっと、受信箱に支配されない状態でいられるのは、とても快適です。
(後略)
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仕事場(コワーキングスペース)に関わる項目と最も印象的な項目をピックアップしてまとめました。
── 「これがないと生きられない」というアプリ・ソフト・ツールは?
── 愛用中のToDoリストマネージャーは?
── 携帯電話と PC 以外で「これは必須」のガジェットは?
といった各回答は、今すぐ参考にして取り入れられますし、他にも仕事術として学べる要素が多々ありました。
小田原で新設するコワーキング事業も、多くの方々と連携して、皆様にとって有用なものでありたいです。