コワーキングニュース141227

避難区域に待望の食堂 12月8日開店

避難区域に待望の食堂 12月8日開店

◎南相馬・小高区、帰還準備の活力に

福島第1原発事故の避難区域にある南相馬市小高区で、食堂が12月8日、開店する。同区内で飲食店が営業するのは、原発事故後初めて。2016年4月の帰還目標を見据え、「地元への帰還につながればいい」と関係者らが開店準備を進めている。
食堂は福島第1原発から約16キロ、JR小高駅近くに開設する。ラーメンで有名だった双葉食堂の店舗を借りて営業する。
食堂を開店するのは、小高区で会員制のコワーキングスペースを始めた地元出身のIT関連会社社長。帰還準備で立ち入る住民や作業員、ボランティアらに温かい食事を提供したいと、地元の主婦3人らと共に運営する。
メニューは当面、日替わり定食のみ。同区内で野菜栽培を始めた農家の協力を得て、地場産を使ったおかずを添える。食堂関係者を集めた試食会では、豚肉のショウガ焼きやニンジン入りの切り昆布の炒め煮など栄養バランスに配慮したメニューが好評を得た。
店長は「みなさんに喜んでもらえる店にしたい」と張り切る。

被災地(の避難区域)に食堂がオープンしたとの情報ですが、同地区のコワーキングスペース設立者が手がけているとのことです。「食堂は住民の居住に必要な機能。店の営業が帰還を考えてもらうきっかけになればうれしい」と話しています。
当該地区では住民の宿泊は原則認められないが、事業所の再開は可能だそうで、コワーキングスペース設立時には「住宅の復旧や雇用の創出など課題は多い。避難指示の解除前に課題の解決に当たるビジネスを起こし、若い人も住めるようなまちにしたい」と話しており、着々と事を為されているように感じました。

小田原で新設するコワーキング事業も、多くの方々と連携して、皆様にとって有用なものでありたいです。

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